薬の副作用で口臭がきつくなることがあるの?
普通は薬が直接的に口臭を作り出すことはありません
が、薬の副作用として唾液の分泌量が減ってしまい、
口の渇きが起こる可能性があるんです。
唾液量が減って口が渇くと、悪臭の原因物質を作る
細菌が増えやすい環境になります。
また、それは臭いの元物質が、空気に触れて悪臭を
発しやすい環境でもあります。
以下にあげる薬は、唾液量に影響を与える可能性があります。
・降圧剤
・利尿剤
・抗うつ剤
・抗ヒスタミン剤
・鼻づまりの治療薬
・痛み止め
・女性ホルモンの治療薬
・胃酸の分泌を抑える薬
・不整脈の薬
意外と多くの薬が当てはまりますよね。
これらの薬が唾液を減らす原因ですが、先ず抗コリン薬が含まれ
ている薬は唾液の分泌量を減少させてしまうという副作用が起き
る可能性があります。
抗コリン薬は自律神経のうちの副交換神経の働きを抑える働きが
あるのですが、副交換神経が優位に働いている時には、粘りの
少ない良い唾液が多く分泌されやすいのです。
また、その反対に、もうひとつの自律神経である交感神経の働き
を活発にする薬もあります。
その様な薬も、やはり唾液の減少を招いてしまう可能性があります。
薬が原因で唾液が減少しているのではないかと心当たりがある人は、
先ずは薬を処方している医師に相談をしてみましょう。
同じ効果をもつ別の薬を試してみるなど、何か有効な提案をして
もらえるかもしれません。
いくら口臭が気になるからといって、処方されている薬を勝手に
やめたり、飲む量を減らしたりすることは避けて下さい。
肝心の病気の治療に悪影響が出てしまいます。
口臭を抑えるためには自分でも工夫をすることができます。
唾液の分泌量の低下が口臭の元になっているのですから、先ず
はこまめに水分を摂るようにしましょう。
また、、唾液の分泌が促進されるように、ガムや飴を口の中に
入れておくようにするのことも有効です。
こまめに軽く口をゆすいだり、コップの水を一口分口の中に
巡らせるだけでも、口内環境の改善が期待できるんです。
レモンスライスを齧るのも良く効きますよ。
病気の治療の為に、どうしても薬の影響で強いドライマウス
になってしまい、ご紹介しt方法をとっても口臭が抑えき
れないという場合もあるかもしれません。
その場合には、対処療法にはなりますが、マウスウォッシュ
や口臭スプレーなどで、臭いを抑えることも考えてみて下さい。
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